- 2023.01.09
- 【大学受験】直前期は、最大の危機であり逆転合格へのチャンスでもある
- 2022.08.06
- 【大学受験】Youtubeだけで大学受験に合格できるか
- 2022.08.05
- 【英語】冠詞の有無で意味が大きく変わる例
【大学受験】直前期は、最大の危機であり逆転合格へのチャンスでもある
2023/2/14
「最後まで諦めなかった者が勝つ」一度は耳にしたことのある言葉だと思います。当たり前に聞こえ、あまり心に響かないかもしれません。しかし、この言葉は単なる精神論ではありません。これは、直前期の過ごし方の結果に与える影響が如何に大きいかを示しています。これからの一か月は単なる一か月ではありません。合否に重大な影響を与える一か月です。 十分な学力を持ちながらも大崩れして不合格となる子もいれば、乏しい学力資本を効率的に活用し逆転合格する子もいます。熱意をもって机に向かい続けてきたものの最後の一か月で勢いを失い不本意 ...
2022/12/28
Youtubeは役に立つが、予備校や個別指導塾を利用した方がよい場合もある 現在の受験生の環境は、その親世代の環境とは激変しています。その背景には、主に三つの要因があります。一つ目は東進衛星予備校に端を発する録画配信講義の普及、二つ目はAmazon等のオンライン書店によって定評ある受験参考書を幅広い選択肢の中から吟味した上で選べるようになったこと、そして三つ目はYoutubeや学習ブログ等の無料ネット教材の充実です。 録画配信講義については、スタディサプリが非常に安価に良質の講義を提供し、また河合塾など大 ...
2022/12/30
aがつくかつかないかで、意味が大きく変わってしまう 人気youtuberのtweetからaのニュアンスを学ぶ MaterWelonzは、カナダ在住の人気youtuberで、ゲーム実況動画を中心に投稿しています。簡潔で鋭い突っ込みを交えつつもゲームの世界観に沿った自然な感情移入を込めた実況で、特に英語圏で人気があります。高校生がリスニングの勉強に用いるには難易度が高いですが、大学入学以後に実践的な英語力を伸ばそうとする際には、楽しみながら学べる良い教材になると思います。女性ながら微かに少年らしさを感じさせる ...
2022/10/15
単語学習にはレベル感がある 単語を学習する際に意識しておくべきは、それぞれの記憶・理解の程度にレベル感があることです。すなわち、以下のように分けることができます。 ①スペルを見て意味が思い出せればよい単語 ②スペルも書ける必要がある単語 ③日本語に対応する概念がなく、英語の概念をそのまま理解する必要がある単語 受験において①多くの単語はスペルを見た時に意味が思い出せればそれで充分です。その中でも②英作文に用いやすいものに関してはスペルも覚えておきましょう。これだけならなんということもないのですが、問題は③ ...
2023/1/15
受験はある意味で総合力が試されます。成績が思うように向上しない場合、学習そのものよりも周辺に隠れた要因が潜むケースは珍しくありません。その中でも典型的要因の一つは両親との関係です。受験をきっかけに両親との関係がこじれてしまい、これが直接または間接的原因となって不本意な結果に終わる子を数多く見てきました。 実際の指導業務では、たとえ一般的なアドバイスにせよ生徒の家庭環境に立ち入ることは禁忌とされますが、この問題は重要かつ普遍的な問題であり、合否を分ける隠れたキーポイントです。 これから述べることは、ある価値 ...
2023/1/19
国立大学の理系を志望する生徒は多くいます。しかし、国立理系は科目数が多いため成績の振るわない受験生はしばしば混乱し、照準の合わない散らかった勉強法を取りがちです。あれもこれもと気持ちばかり焦ってしまい、どの科目も成績が伸びず焦燥感に駆られます。気持ちの焦りが上滑りを引き起こし、手あたり次第頑張ってはみるものの判定は一向に上がらず、ついには自信を失ってしまいます。こういった生徒や保護者が「もう国立大学は諦めるしかないのだろうか・・・」と煮詰まった表情を浮かべて相談にくることがよくあります。 このような場合ど ...
2023/1/12
2022年の共通テストは、大きな衝撃を受験生にもたらしました。その最たるものが数学の大幅な難化です。過去最低の平均点を記録した数学の点数が、多くの受験生に心理的な動揺を与えたのは記憶に新しいところです。 ここで気になるのは、来年2023年度の数学の難易度です。来年度の共通テストを受ける受験生としては、2022年度レベルの問題に対応できるよう特別な対策に時間をかける必要があるのか、それとも2022年度はいわば例外的な年であるとしてより標準的な従来のセンター試験レベルの問題を演習の中心に据えるのか、そもそも共 ...
【大学入試】知能の適性に合った勉強方法をとることで効率は劇的に上がる
2023/1/12
学業は高度に知的な作業ですから、当然に本人の知的資質と深い関係があります。とはいえ、知性とは極めて複雑な概念であり、また評価基準にも多重性があります。一元的な評価基準のもとで点数化しそれを正規分布させることで知能の相対的な高低を計ることができると単純に信じることは危険ですし、むしろそのように考えてはそれこそ本人の知的資質が疑われてしまいます。 しかしその一方で、長い間研究され、どの程度のことまでは分かりどの程度以上のことは分からないかについて、長年の統計的裏付けから一定の通説的見解が導かれていることもまた ...
2023/1/2
大学受験生のほぼ全員が受ける共通テストには、実はIQ検査の要素があります。この事実がもつ意味を考えることで、最短時間で共通テストを攻略できます。 大学入試と知能検査 共通テストやセンター試験を実施する独立行政法人、大学入試センターは、知能検査のノウハウを持っています。知能研究の専門家が内部におり、公務員試験で出題される知能分野の問題の研究開発も行っています。 単にノウハウを持っているだけでなく、知能検査そのものを実施したこともあります。法曹人材の育成を目的とする法科大学院の入試においては、「適性検査」とい ...
2022/9/15
前回の記事、『「出世頭は東大でも早慶でもなく明大出身」は本当か?』で、流動性知能の重要性についてお話しました。高学歴者の一部には、高い結晶性知能をもちながらも流動性知能が低く、そのために思うように活躍できない人がいます。これはとてももったいないことです。 そこで本稿では、流動性知能が高い子が経験していることが多いのに対し、低い子が経験していないことが多い、三つの学生時代の共通点をお伝えします。 流動性知能が高い人が学生時代に経験している3つの事柄 ①一人旅や留学など豊富な海外経験 どこの国に行くかを決め、 ...
【大学受験】直前期は、最大の危機であり逆転合格へのチャンスでもある
「最後まで諦めなかった者が勝つ」一度は耳にしたことのある言葉だと思います。当たり前に聞こえ、あまり心に響かないかもしれません。しかし、この言葉は単なる精神論ではありません。これは、直前期の過ごし方の結果に与える影響が如何に大きいかを示しています。これからの一か月は単なる一か月ではありません。合否に重大な影響を与える一か月です。 十分な学力を持ちながらも大崩れして不合格となる子もいれば、乏しい学力資本を効率的に活用し逆転合格する子もいます。熱意をもって机に向かい続けてきたものの最後の一か月で勢いを失い不本意 ...
Youtubeは役に立つが、予備校や個別指導塾を利用した方がよい場合もある 現在の受験生の環境は、その親世代の環境とは激変しています。その背景には、主に三つの要因があります。一つ目は東進衛星予備校に端を発する録画配信講義の普及、二つ目はAmazon等のオンライン書店によって定評ある受験参考書を幅広い選択肢の中から吟味した上で選べるようになったこと、そして三つ目はYoutubeや学習ブログ等の無料ネット教材の充実です。 録画配信講義については、スタディサプリが非常に安価に良質の講義を提供し、また河合塾など大 ...
aがつくかつかないかで、意味が大きく変わってしまう 人気youtuberのtweetからaのニュアンスを学ぶ MaterWelonzは、カナダ在住の人気youtuberで、ゲーム実況動画を中心に投稿しています。簡潔で鋭い突っ込みを交えつつもゲームの世界観に沿った自然な感情移入を込めた実況で、特に英語圏で人気があります。高校生がリスニングの勉強に用いるには難易度が高いですが、大学入学以後に実践的な英語力を伸ばそうとする際には、楽しみながら学べる良い教材になると思います。女性ながら微かに少年らしさを感じさせる ...
単語学習にはレベル感がある 単語を学習する際に意識しておくべきは、それぞれの記憶・理解の程度にレベル感があることです。すなわち、以下のように分けることができます。 ①スペルを見て意味が思い出せればよい単語 ②スペルも書ける必要がある単語 ③日本語に対応する概念がなく、英語の概念をそのまま理解する必要がある単語 受験において①多くの単語はスペルを見た時に意味が思い出せればそれで充分です。その中でも②英作文に用いやすいものに関してはスペルも覚えておきましょう。これだけならなんということもないのですが、問題は③ ...
受験はある意味で総合力が試されます。成績が思うように向上しない場合、学習そのものよりも周辺に隠れた要因が潜むケースは珍しくありません。その中でも典型的要因の一つは両親との関係です。受験をきっかけに両親との関係がこじれてしまい、これが直接または間接的原因となって不本意な結果に終わる子を数多く見てきました。 実際の指導業務では、たとえ一般的なアドバイスにせよ生徒の家庭環境に立ち入ることは禁忌とされますが、この問題は重要かつ普遍的な問題であり、合否を分ける隠れたキーポイントです。 これから述べることは、ある価値 ...